【ハワイでAirbnb禁止!?】バケレン規制でエアビーどうなる?

  • 2019年7月18日
  • 2019年9月24日
  • ハワイ
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2019年6月にハワイ、オアフ島でバケーションレンタルの規制法案が可決されました。これにより、今まで掲載されていたオアフ島内のAirbnbの約90%の物件が姿を消すことになりました。


 
マジか!?
 
 
悲報

ハワイのAirbnb(エアビー)の物件は違法物件なのか


残念ながらAirbnbなどの民泊紹介サイトに掲載されている物件のほとんどが違法物件だったそうです。ハワイで違法運営されている物件はなんと6000~8000件にも上るとみられていて、そのうち合法物件は816件しか許可されていませんでした。


1989年までに短期バケーションレンタルNCUという許可証が発行されていましたが、1989年以降30年間短期バケーションレンタルNCU許可証は発行されていません。


NCU許可証を持っている物件は定められた税金も納付しており、またAirbnbなどの民泊サイトにNCU許可証を掲載しなければなりません。
 
 

今後ハワイのバケレンはどうなるのか


2020年10月より短期バケレンの許可証が新規に1715ユニット分が許可されることになったが、オーナーが居住する一部、または同じ敷地内の離れをB&B(ベッド&ブレックファースト)などのホスト形式に限定されることになった。



B&B(ベッド&ブレックファースト)とは、宿泊施設で宿泊と朝食を比較的安価で利用できるものの事です。



また、オーナーが居住せず一戸建てのような住宅全体を短期で貸し出すTVU(トランジェット・バケーションユニット)は認められません。

また、半径約300メートル以内に同じ許可証を持った物件があってはならない。

NCUを持つホテル・リゾートゾーンの物件は継続して短期バケーションレンタルをすることが可能。

ホテル・リゾートゾーンは主にクヒオ通りを境に南側にあたります。


かなりざっくりですがクヒオ通りに線を引いてみました。

また、今回可決された条例案89号にオンラインの宿泊施設、民泊提供サービス会社Airbnbやエクスぺディアなどが広告を出す際にレンタルユニットの営業許可番号もしくは番地の掲示を義務化されました。


これらに違反した場合には1,000ドル~10,000ドルの罰金が科されることになります。

今までAirbnbに8000件近くもの物件が掲載されていたのに対して2020年10月に発行される新しいB&Bの許可証はたった1715件です。


8000件の物件のうちオアフ島在住ではない日本人オーナーのような物件は新B&Bの条件から外れたとしても新規に1715件は少ない様に思えます。


2020年発行のB&Bの許可証は抽選になるようなので今までAirbnbの物件はほとんど姿を消すことになりそうですね。

2020年以降のハワイで考えられること

  • バケーションレンタルの料金が上がる可能性
  • ホテルなどの宿泊料金が上がる可能性
  • 許可証を手に入れた物件の価格が上がる可能性
  • バケレンに関係した雇用を失う人が出てしまう



違法物件が無くなり、今までの約3分の1程度までバケーションレンタルの物件が減るので価格競争が緩和されオーナーは安くする必要がなくなります。


そのため2020年以降は今までのバケーションレンタルの価格よりも宿泊料金が上がることが予想されます。


それに伴いホテルなどもライバルが減り、価格競争が緩和されるため宿泊料金を上げてくる可能性があります。


また、ホスト側の視点で考えると運よく新しいB&B許可証を手に入れた場合にはバケーションレンタルを行うメリットだけでなく、物件の売却時にもメリットが出てくると思われます。


それは、オーナーが万が一物件の売却を考えた時に次のオーナーにB&Bの許可証を譲り渡すことが出来るので必然的にその物件の価値は上がると思います。


今まで違法とはいえ8000程のバケーションレンタルが存在し、その中で雇用されていた方たちが職を失ってしまうのではないかと思います。


管理会社やハウスキーパーなど様々な職業の方が失業や転職を余儀なくされることでしょう。


これに関しては違法だったとはいえ雇用者の収入にかかわってくるのでとても残念と言わざるえません。 


また、ハワイのホームレス問題は年々深刻化してきていますので、これ以上職を失う方が増えないことを願うばかりです。

Airbnbは今後どうなっていくのか


今回可決された法案は2019年8月から施工されるのですが2019年7月現在Airbnbのホノルルの物件を検索してみると以前よりかなり掲載物件が無くなっています。

また、日本人オーナーはほとんどいなくなった様に感じました。


今後は法案89条により違法物件が淘汰され合法物件のみが残ります。


そして現在は800弱とバケーションレンタルの物件も少ないのですが2020年より少しづつ物件も増えていきAirbnbをなどの民泊サービスも盛り上がっていくでしょう。





まとめ


  • バケレン規制法案の可決により違法物件が淘汰され合法物件だけが残る
  • 現在816の合法物件の他に2020年10月より1715物件の許可証が発行される
  • 価格競争激減に伴い、バケレンやホテルなどの宿泊料金の値上げが予想される
  • オアフ島在住の方のみが新しいB&Bの許可証を申し込み出来るので日本人オーナーがほとんどいなくなる可能性
  • 一戸建てなどの物件を借りる事が出来なくなった

2019年㋇から始まる違法物件の取り締まりや2020年10月より新しく発行されるB&Bの許可証の抽選から発効までここ数年はAirbnbの利用は避けるか、慎重な物件選びをしたほうが良いと思います。

オンラインの宿泊施設、民泊提供サービス会社Airbnbやエクスぺディアなどが広告を出す際にレンタルユニットの営業許可番号もしくは番地の掲示を義務化されました。
もし今後Airbnbやエクスペディアなどの民泊サービス会社を利用する場合には営業許可番号もしくは番地の掲示がちゃんとなされているかなどを必ず確認しご利用は計画的に!!
 
また2020年10月以降、バケーションレンタルやホテルの宿泊費用の値上がりが起こってしまう事を予測して今後はAirbnbなどの民泊に頼らずツアー会社などのも利用も視野に入れていくほうがいいかもしれません。

また、オアフ島在住のかたでバケーションレンタルの許可物件を持っている方がどれだけいるのかわかりませんが、今後は英語でのやり取りが必須になってきそうですね。

英語が苦手の方で日本人オーナーの物件をAirbnbで借りていた方は少しだけハードルが高くなるかもしれませんが、簡単な英語を少しづつ覚えていけば自分の為にもいいかもしれませんよ!
 
今後ハワイのバケーションレンタルはどの様に変わっていくのか期待と不安がありますが安心してバケーションレンタルを楽しめる日を気長に待ちましょう。


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